私が所属する九州大学大学院地球社会統合科学府と朝日カルチャーセンター福岡教室が提携して行っている講座の案内です。
今回は、「研究最前線・九州の「戦国大名」」というテーマで行います。
私のみではなく、光成準治さん、新名一仁さんとのオムニバスです。基本的にZoomで行うため、場所を問いません。
以下は、その案内文です。朝日カルチャーのWebでも見られます(こちら)。
九州の戦国時代といえば、いわゆる「戦国大名」の大友氏・龍造寺氏・島津氏の三者が鼎立するイメージで語られることがありますが、これは1570年代後半頃の状況を示しているに過ぎません。16世紀中頃までの九州の戦国時代において覇権を築いていたのは、まちがいなく周防大内氏でした。1557年の大内氏滅亡後、北部九州では大友氏と毛利氏との抗争を軸に争乱が展開し、南九州では近世島津氏に繋がる島津相州家がようやく薩摩・大隅・日向を統一して覇権を形成し、やがて北部九州を目指すことになります。本講座では、北部九州と南九州の「戦国大名」の実像について、最新の研究成果を紹介しつつわかりやすく概説していきます。本講座で語られる歴史像は、従来、一般的に知られている歴史像とは異なるかも知れません。その違いは、学界における戦国史研究の進展を意味しています。受講者の皆さんには、旧態依然とした歴史像の再生産ではなく、是非、近年の歴史学研究の進展を確認してもらえればと思っています。
(各回のタイトルは仮題です。ほとんどの講座はZoomによる遠隔授業方式となります)
4/3 戦国大内氏のポテンシャル 伊藤 幸司(九州大学大学院地球社会統合科学府教授)
5/1 大内氏滅亡後における北部九州の争乱 光成 準治(九州大学大学院比較社会文化研究院特別研究者)
6/5 九州「戦国大名」のアジア外交 伊藤 幸司
7/3 戦国島津氏の誕生 新名 一仁(志學館大学非常勤講師)
8/7 戦国島津氏の九州北上 新名 一仁
9/4 本能寺の変前夜における北部九州の情勢 光成 準治
★1回ごとの受講も可能です。